オンライン診療とは、スマホやパソコンを使ったビデオ通話による診療のことです。
眼科での診察は、診察室にある専用の台の上にお顔を乗せていただき顕微鏡で拡大された眼を観察します。また、眼底は部屋を暗くして専用のレンズとライトを用いてしか確認することができません。つまり、スマホやパソコン上で、ほぼ肉眼に近い状態ではそこで得られる眼の情報は非常に少なく、オンラインで対応できる眼科疾患は、ものもらいや結膜炎といったごく限られた一部の疾患のみとなります。それも、ごく初期の軽度のものもらいかと思っていたら、診察室で瞼の裏を確認すると異物が混入していてそれに対する炎症反応であったということもあり、オンラインでの診断には限界があると言えます。
そのため、基本的に眼科はオンライン診療にあまり適していないと個人的には考えております。
ただ、一度受診された方で、同じお薬をもう少し続けたい方、お薬をなくしてしまわれた方、前回受診時に処方された薬がどうも合わないから薬を変えてほしいという方に限り、薬の内容によって3か月~6か月以内(薬の種類によって許容期間が変わります)であればオンラインで対応しようと考えております。
その場合、オンラインでの再診後に、薬局ともオンラインでつなげて服薬指導を受けていただければ、薬局から薬が郵送されてきますので、一度もクリニックや薬局に行かずにお薬を受け取ることが可能です。
ただし、患者様のお話の内容や薬の内容によっては、やはり対面での診察が必要であったり、詳しい検査が必要であったりしてお薬を処方することができない場合もあります。
その場合でも、再診料およびシステム利用料(650円)はかかってしまいますのでご了承ください。
お支払いはクレジットカードのみとなります。
また、同システム利用の際には事前に同意書のご記入・提出が必要です。
ご利用をお考えの方はお申し出下さい。